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四万十川カヌー&キャンプ (その2) [アウトドア・スポーツ]

一路、八幡浜へ。
お盆なので、帰省客が多い。
天気快晴、波は無く、快適な船旅。
でも、朝が早かったし、見慣れた風景なので仮眠を取る。

あっという間に2時間30分。
船を下りて、昼食。四国は讃岐うどんって思っていて、早速うどん屋さんへ。
あの太っ~く、コシの強い麺を期待していたのだが、・・・。
うどん屋さんに聞くと「夏は、おろしうどん系なので、麺は細くしてますっ。」
・・・一同、残念。

で、再び、一般道を1時間半。やっと目的地の江川崎。
近くのスーパーで、買い物を済ませ、河原のキャンプ場に。

一時期に比べ、キャンパーは少なく、テントサイトはお好みの場所に。
ここは、玉砂利なので、なるべくフラットの所を選ぶ。
デコボコしていると居心地が悪く、寝にくい。

夕食までの間、子供達は、早速川遊び。
井○氏と長男は明日の川下りのため、カヌーの練習。


2人ともカヤックは初めて。これがなかなかまっすぐには進めないんだ。
体の重心とパドルを漕ぐ力のバランスで、意にそぐわず簡単に曲がってしまう。
逆に慣れると、容易に操ることができ、瀬遊びができるんだけど。
明日までには、何とかなるでしょう。

夕食は、私の定番の「ミートスパゲッティ」と「ステーキ」。
こどもがいるので今回は「さいころステーキ」。
川下りには体力を使うので、十分なスタミナ補給を。
といって、リバーツーリングから帰ってくるといつも太ってしまう私です。

腹いっぱい、食べて、飲んで、もう最高~。

次の日は、朝からテントサイトを撤収し、男性陣と子供はカヌーと泳ぎながらの川下り。
女性陣は、車の搬送と一応サポート。昼間で時間があるので、丘の上の温泉に。
残念ながら、まだ開いてなかったようで楽しみが減ってがっかりしていたみたい。

出発して直ぐに、カヌースクールが。大盛況!

カヌースクール

30~40人の生徒が”憧れの日本最後の清流 四万十川でカヌーを”経験でき、感激するのだろう。

井○氏は、1人カヤックで楽しみ、私はわが愛艇コールマン13フィートの”わが青春のアルカディア号Ⅰ”に末娘たちを乗せ、中二の娘と小六の女の子と小四の男の子三人は、泳いで川下りをする。


河童か?
本当は私が泳いで四万十を川下りしたいのだが、今回もだめだった・・・。

泳ぎながら遊びながら、川を下ったので、昼食は網代キャンプ場で。
ここは津大橋の袂で、目黒川という支流が流れ込みがあり、勾配はあるものの広い河原があり、デイキャンプや川遊びする家族づれが多い。

以前来た時は、川は透き通り、砂地にはカマツカがたくさんいた。
中には腹を上に向けた死んだものも多くいたのだが、今年は渇水により川底は見えないほど汚れていて、またカマツカを全く見ることができず、ちょっと残念であった。
台風が来れば、水が増水し、川をきれいにしてくれるのにっと思った。(二週間後には超大型の台風が太平洋側を直撃し、すごい雨量を記録した。)

しかし、子供達はそんなことは気にせず、泳いで遊びまわっている。
昼食を簡単に済ませ、出発の準備をする。その間も子供達は水遊びに興じている。

次の目的地、勝間の沈下橋に3時にサポート班と待ち合わせることを確認し、いざ川下りに。
午前中、子供達はしっかり泳いだし、遊んだので2時間で2.5kmしか川を下れなかった。
午後は、あと7kmを行かなければならないので、カヌーで川を下ることにした。

網代を出発し、順調に川下りを楽しみ、途中1~1.5級の瀬がいくつかあり、カヌーの底を波が打ちつけ、ちょっとしたスリルが子供達には感じられたようで、黄色い声を上げた。

このころになると、井○氏は余裕をかまし、スイスイとパドリングして進み、先のほうで、上半身を仰向けになり休んでいる。気持ちよさそうだ。
こちらはこども三人乗せて必死に漕ぐ。それでも引き離される。やっぱカナディアンとカヤックは・・・。
でも、私はカナディアンでゆっくりと、川下りをするのが性にあってるようで、やっぱりこれは辞められませんわ。

そうしているうちに勝間の沈下橋に到着した。予定より早く着いたので、沈下橋から飛び込もうと、水深を探るとなんと1.5mしかなくとても飛び込めない。
以前は飛び込めたのに、川は変わるんだなと当たり前だが実感した。

サポート班と合流し、飲み物を補給して、最後の目的地、口屋内に出発。
あと4km程度。1時間ちょっとの行程だ。

出発して1kmぐらいに柿の上に着く。
川の上高く、斜張橋が出来上がっている。6年前はピア、橋げたのみが川から突き出していた。
最近できたんだろう。真新しい。
これで対岸の住民の方は交通の便が良くなるだろう。

柿の上大橋

が、しかし、中央・都会の人は何か言いたそうな構造物ではある。
弱肉強食の世界では、効率化を求められ、費用対効果を問われるが、地方ではなかなか当てはめるのは難しい事が多い。
この橋を例にとると、向こう岸に何人の人が住んでいるのか、数家族のため、数十億円も注ぎ込んで立派な橋がいるのかと問われるだろう。
代替はないのか、1km上流には岩間の沈下橋があるのじゃないかと。

沈下橋は川面からわずか3~4m高いだけで、ちょっとした増水で水没してしまう。
水没をするから、水の抵抗、特に流下物が引っかからずに、受け流すことを特徴としている。
中途半端な橋であれば、橋ごと流されてしまう。平成17年の9月の台風のときは、普段より12~15mも水面が上がり、道路は元より民家の2階まで迫る増水があったそうだ。
沈下橋は自然にマッチした工法の橋である。

しかし、水没したら、減水して橋が現れるまで、人も車も渡ることはできない。

沈下橋の悲しい話を聞いた事がある。
「雨が長く続き、川の水が増水し出している時に、幼い子供が高熱を出し、苦しんでいるのを母親は対岸の医者に見せなければならないと母親が思い、背中に背負って沈下橋を渡ろうとしていた。その時にはもう沈下橋が川に隠れる寸前で、これならまだ行けると判断した母親は沈下橋を渡りだした。でも、刻々と増水している川はあっという間に沈下橋を飲み込み、幼子を背負った母親もろとも飲み込んだ。」
また、最近では、沈下橋を渡っていた車が流されたとも聞く。

自然に合った沈下橋ではあるが、このような悲劇や足止めは、今の世の中にはつらい。
江戸時代ならば、「人が渡れなければ、渡れるまで待とう」という余裕が今にはない。
緊急の場合はどうしようもない。

まあ、考えた上で、建設を決めたのだろうから、ましてやいろいろな削減案をお出しされる橋本大二郎高知県知事だから、無駄な公共事業とも思えない。

が、カヌーイストから言わせて貰えば、「現場にはそぐわない」と思う。これはあくまでも私の主観ですが、・・・。

続く。


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Shuji

はじめまして!私は滋賀県に住むものです。

いきなりですいませんが・・・ 

9月に夫婦と5歳児の三人で四万十に川下りに行こう
と思っているのですが、夫(私です)のダッキーでの
川下り数回(尻別川、鵡川)のほかは経験がないので
どのような計画にしようか思案しています。

川下りには朝から一日かけるとして、三人乗り(カヤック)で江川崎から口屋内の航程は無理がないものでし
ょうか?無理があれば距離を短くしようと思ってます。

私感でけっこうですのでお答えいただけたら幸いです。
by Shuji (2007-08-06 22:13) 

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