山頭火の歌碑 [雑感]
ある街角、昔割烹旅館と思われる、玄関脇にひっそり佇む山頭火の歌碑。
「山ふところの 水かれて 白い花」
姿が、お地蔵さんか山頭火をモデルにした僧のようにも見える。
この歌碑がある所は、近くには山はなく、小さな丘のふもとである。
ほんとに小さな丘なのに、山ふところと読んだのは、雄大さ、大きさを
宿の主人のふところの大きさに置き換えて詠んだのかも知れない。
それに対比して、水かれては多分雨の少ない冬を表し、冬の白い花は水仙。
山頭火は、彼果てて、ひっそり佇む小さな自分を詠んだのかも知れない。
と独断で思ってしまった1枚の写真。で、一句。
「無粋な柱にかくれて山頭火」 ・・・ウムム、御粗末。
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